リフ超インターンシップ 活動報告

利府の看板商品に触れる!高校生、松浦康生さんの挑戦!

摘果作業と利府梨のストーリーを追体験

2021年度開始のリフ超インターンシップは1DAYプログラムや自宅でのリモート併用をした中長期間のプロジェクトを行っています。
その中で町の看板商品である利府梨の農家さんが受け入れる「利府梨農業インターン」では梨栽培の歴史の学習や手入れ作業の体験、農家さんのキャリアを学ぶ時間を設けています。

今回は多賀城高校3年生(当時)の松浦康生さんがこの1dayインターンに挑戦しました。
松浦さんは利府町生まれの利府町育ち、幼少期からずっとこの梨の町で過ごしてきました。高校進学後は離れ離れになった利府の学生仲間達と「MachitoLink in Rifu〜学生まちおこし協力隊〜」、通称「マチトリンク」を結成し、学生という視点から、利府町の情報や楽しみ方を発信。時折その「楽しみ方」を自分たちで企画してイベント起こすこともあります。
そんな慣れ親しんだ利府町の利府梨。秋口にはたくさんの梨小屋(路上販売)を見かけるけど、冬や春はどんな栽培をしているんだろうか…と、自分の口から利府梨をきちんと説明できるようになるために、このインターンを選びました。

午前は座学にて梨農家の生き様を研修!

今回、受け入れ協力いただいたのは、梨づくりに携わっている吉川一利さん。
芸能、食品などさまざまな業界でプロモーションの仕事を経た後、利府町へ居を移し、若手の梨のつくり手として日々切磋琢磨されていました。
また、吉川さんは学生時代、七ヶ浜町内にて東日本大震災を被災し、被災のみなさんの笑顔を取り戻すために「笑顔カレンダー東北」の制作活動も続けています。

吉川さんが学生時代に立ち上げた団体、JACK IN SMILEと同じく、学生団体のマチトリンクの話を聞き、まずは学生団体運営のアレコレを吉川さんから伝授いただきます。

その後、これまで行ってきたさまざまなお仕事やその成果、梨づくりに行き着いた理由、利府町へやってきた経緯をたっぷりとお話いただきます。
前職まで広報等のお仕事をした経験値は、利府梨のグッズを開発・販売する際に活かされていました。

またこの午前の研修の部分はオンライン会議ツールZoomを接続し、町内はもちろん、東京や山形からも大学生が参加していました。

午後は梨農園にて農作業実習

午後の部は実際に吉川さんが手掛ける梨の畑へ赴き、ハサミを持って作業を体験しました。
この時期は5月で、早咲の実が小さくいくつも並ぶ季節です。
しかし、利府梨は果実を大きく実らせるため、早い時期に生え揃った実を”間引き”する「摘果」を行います。

松浦さんも吉川さんの後につづき、摘果作業を行います。
毎年見て、触って食べていた梨の知られざる側面が斬新だったようです。

その後、松浦さんのふりかえりシートには、この日見聞きしたものをしっかりと習熟し、マチトリンクが行う利府町PRに活かしたいと、力強い字で綴られていました。

リフ超インターンシップはほかにも、地域に根ざしたインターンプログラムを用意しています。モヤモヤしそうな社会でどう生きていこうかザックリ考えたい方、自己実現に向けてステップアップしたい方の、チョット一声の問い合わせをお待ちしています!