特定非営利活動法人リフ超学校では、「地域で活きる人材を育成する」「正直者がバカを見ない地域社会を実現する」というミッションのもと特定非営利活動を営んでいます。
それぞれの活動内容は地域や他者への貢献度が高く打ち込みやすい反面、その結果や波及が数値的または短期的に表れにくい特性ももっており、活動に関わる各人のモチベーション、コンディション、ライフスタイルへの配慮もまた法人としての取り組みと考えています。
特にこの特性上、活動者の「燃え尽き症候群」のリスクも無視できない脅威であるため、この症例を組織ぐるみで予防するための体制を設計したいと考えています。
対象者 | リフ超学校のすべての役員、会員、職員、ボランティア、各プロジェクトメンバー、協働団体メンバー |
支援内容 | ①団体全体の活動内容と役割分担の把握と配慮 ②「燃え尽き症候群」予備軍該当者へのヒアリング、傾聴と活動調整 ③必要に応じて、医療機関等他の専門機関への橋渡し |
支援担当者 | 第一窓口 佐々木将太(代表理事) 第二窓口 相澤美保(理事) |
PDFデータ
燃え尽き症候群(バーンアウトシンドローム)とは
それまでひとつの物事に没頭していた人が、心身の極度の疲労により燃え尽きたように意欲を失い、社会に適応できなくなること。それまで意欲を持ってひとつのことに没頭していた人が、あたかも燃え尽きたかのように意欲をなくし、社会的に適応できなくなってしまう状態のことをいいます。
出典:e-ヘルスネット(厚生労働省)
絶え間ない過度のストレスにより発生し、うつ病の一種とも考えられています。朝起きられない・職場に行きたくない・アルコールの量が増える・イライラが募るなどの症状がみられ、仕事が手につかなくなったり対人関係を避けるようになります。病気に対する抵抗力も低下し、人生に対して悲観的になることから、家庭生活の崩壊や最悪の場合には自殺や過労死に至ることもあります。
「バーンアウトシンドローム」は精神心理学者のハーバート・フロイデンバーガーが1974年代に初めて用いた造語で、日本語では「燃え尽き症候群」とも呼ばれます。その後、社会心理学者クリスティーナ・マスラークが「情緒的消耗感・脱人格化・個人的達成感の低下」から重傷度を判定する(MBI: Maslach Burnout Inventory)を考案しました。
元々は医療や福祉・教師などの対人サービス業に従事する人に多いとされてきましたが、現在ではさまざまな職種・業種に見られます。またスポーツの分野でもオーバートレーニング症候群などの慢性疲労状態と密接な関係があると考えられています。