利府町市民活動研究会 活動報告

「目次」の叩き台ができた!/利府町市民活動研究会

今回の市民活動研究会テーマは市民活動情勢Ⅱ「目次(INDEX)に触れる」でした。

宮城県利府町内外の市民活動の活動者が集まって交流や研鑽を行い「市民のチカラ」を温める市民活動研究会。1月16日(火)の対面回は利府町文化交流センター(リフノス)にて実施しました。





今回のテーマ「目次に触れる」


今年度5月の研究会は「市民活動情勢Ⅰ」として、各市町村が策定している、市民活動の促進や市民協働社会実現のための”指針”、”ガイドライン”等を自由閲覧しました。その中で、感じたことを自由にディスカッションし、現在の利府の市民活動の課題や、なによりこのような共通認識を明文化することがいかに重要かということを総意として確認できました。

今回はその続編として、また各市町村の指針、ガイドラインを閲覧するのですが、この日は「目次だけを見る」ということに専念しました。
目次を見ることで指針やガイドラインの全体像が把握できること、各市町村の地域事情に沿った文書の特色がなんとなくわかること、そしてもし、利府町でこのような明文化を行うときに、何から議論を着手したらいいかわかりやすくするためです。




目次を擬似的につくってみた。

今回のディスカッションでは、各市町村の指針・ガイドラインの目次だけを抜粋した一覧表を準備しました。
この中で「この考え方はすばらしいな!」「これは利府にも必要だな!」「これは利府っぽくないな…」という考察と議論を行い、半ば強引ですが擬似的に利府だったらどういう目次になるかというインデックスを作ってみました。
特に今月は元旦から能登地方にて大災害が起きたため、有事の際に市民・行政・企業がいかに役割分担して助けられる人を一人でも多く助けるか、というポイントが大きな話題となりました。

文書名:未設定

全 文:原案の趣旨・目的
第1章;市民活動とは?
第2章:利府町と市民協働の現状と課題
第3章:市民活動促進のための基本施策
第4章:市民・行政・企業の地域内での役割
第5章:協働のあり方


即席で擬似的につくったものではありますが、各章に記したものは、実際に市民協働社会をディスカッションするうえで欠かせないものであり、今後の市民活動研究会の各回のテーマやトピックとして大いに活用できうるものと考えられます。



次回もしくは次年度の研究会で活かしていきたいです。
そしれそれを実用するためには町中の多くの方の声を入れ込むことが肝要です。
みなさんぜひ市民活動研究会にご参加ください。




利府町市民活動研究会とは?

リフ超学校では2021年より利府町市民活動研究会の発足・事務局団体を担っています。利府町でも目覚ましいことに、近年は10〜30代等若い世代で組織される市民活動団体が徐々に増えてきています。台頭してきた活動者たちが個々に動き、運営難から活動を諦めせざるを得ない状況(地域活性化や市民協働社会の停滞にもつながる)を予防するため、団体同士がネットワーク化することを決め、また他セクター(行政・企業など)と対等に話し合えるテーブル(真の協働社会)を目指すためこの利府町市民活動研究会を立ち上げました。この利府町市民活動研究会では1〜2ヶ月毎の対面ワークと常態するオンラインコミュニティの二層構造でうごいています。月ごとの対面ワークでは各団体に共通する課題に対し、合同研修やケース会議を行い、常態化したオンラインコミュニティは市民活動に役立つ情報の発信、各団体が持つ資源共有の連絡相談、団体/個人間の親睦に役立てられています。また2023年度からはこの地域に触れるあらゆる主体に通ずる「協働」というものの一定の共通認識をつくる運動も始めています。