今回の市民活動研究会は「情報の出し入れ」の話題を話し合いました。
宮城県利府町内外の市民活動団体が集まって、交流や研鑽を行い「市民のチカラ」を温める市民活動研究会。2月28日(火)の回は利府町文化交流センター(リフノス)にて実施しました。
この日は学生団体「マチトリンク」代表の赤間愛さんが大学の春期休暇、帰省期間を活用して久しぶりに研究会に登場しました。
前回のおさらい
前回、12月20日の市民活動研究会は「活動拠点」についてがテーマでした。議論の難しいテーマでしたが、市民活動やNPOの活動拠点(主に中間支援機能)を利府町内に有することができたらどんな機能が欲しいかという議論の中で「情報の基点であってほしい」という意見が1つありました。
今回のテーマ
今回はその意見に着目し「じゃあ、普段みなさんは情報の発信、収集はどうしてるの?」という現時点での課題を整理したり、現時点での有効な情報収集/発信のあれこれをシェアする時間をつくりました。
情報収集/発信能力とはだれのものか?
出てきた意見のなかで
- 特にコロナ以降はオンラインものを主軸に様々な情報ツールが生まれたが、逆にどれを使えばいいのか、迷う。
- 利府町内に特化したある意味閉じたSNSがあったらいいなと思う。
- 意外と穴場だけど今だからこそmixiが良いモデルなんじゃない!?
- 情報を届けたい人に、どう届けたら良いか。
- シニアにもこどもたちにも様々な情報を使いこなす教育が必要??
などという意見がまとまっていました。今回は2グループに分かれて自由闊達に、時にはテーマを逸脱しながら意見を交わし、最後にグループ同士の共有を行いましたが、両方のグループで触れられていたのは、『最初は私達活動者にとって情報収集/発信がどうあったらいいか話してたけど、これって活動をしてるしてないに関係なく様々な町民にとって大切だよね』という気づきでした。
「情報収集/発信」というテーマを中間支援施設機能のひとつとして…という視点に戻すと、「他の市民活動センターが行っているような市民の発信力を醸成する機能が必要だね」ということでこの日はタイムアップしました。
12月にテーマとして取り扱った「活動拠点」はこのようにさらにテーマを細分化して、今後も多くの意見を交わしていきたいです。
活動報告:「寺子屋」と次年度の市民活動研究会
2月4日(土)に行った、「寺子屋」の活動報告を行いました。初めて稼働できた現場に対しての感触や振り返り、次回以降の計画を寺子屋チームからみなさんに共有しました。
また、春から新しい年度になることに差し当たって、新年度の市民活動研究会の構想をリフ超学校から示しました。
春は出会いの季節。次回の研究会ではまた新しい活動者のみなさんとめぐり逢えたら嬉しいです。
(仮称)利府町市民活動研究会とは?
リフ超学校では「セクター運営強化事業」として利府町市民活動研究会の事務局団体を担っています。利府町でも目覚ましいことに、近年は10〜30代等若い世代で組織される市民活動団体が徐々に増えてきています。台頭してきた団体たちが個々に活動し、運営苦にある状況から行政等他セクターと協働し、または団体同士がネットワーク化して他セクターと協働できる市民力を身につけるセクター運営強化をねらいとして、この利府町市民活動研究会を立ち上げました。この利府町市民活動研究会では1〜2ヶ月毎の対面の会と常態するオンラインコミュニティの二層構造でうごいています。月ごとのオフ会では各団体に共通する課題に対し、合同研修やケース会議を行い、常態化したオンラインコミュニティは市民活動に役立つ情報の発信、各団体が持つ資源共有の連絡相談、団体/個人間の親睦に役立てられています。