利府町市民活動研究会 活動報告

「活動者のライフスタイル」を整理しました。/(仮称)利府町市民活動研究会

第4回目の市民活動研究会。テーマは「活動者のライフスタイルとキャリアプラン」でした。

利府町内の市民活動団体が集まって交流や研鑽を行い「住民のチカラ」を温める市民活動研究会。第4回目の1月18日は利府町文化交流センター(リフノス)にてオフの集まりを実施しました。

仕事と家事と育児と、市民活動団体と…両立できてるかしら?

今回は「活動者のライフスタイルとキャリアプラン」がテーマでした。
利府町内は何かしらの本業(学校、仕事、家事、育児、介護など)に励みながら、その余白の時間や労力、資金で活動する団体が大多数です。その中で各々が市民活動を本業とを両立できているろうか、両立の相乗効果はなんだろうか、困りごとや出来ていることはなんだろうか等々と個人ワークを行いながら共有しました。

また、今回は遠藤浩子さん、東北福祉大学(リフ超インターン生)水上美咲さん、個人参加の室谷朱音さんが初参戦でした。
遠藤さんはラボ・テューターという役割で、こどもたちへ英語劇等の英語表現指導を通じ、国際交流やそこに係る教育の活動に励んでおられます。水上さんは東北福祉大学の教育学部に在学中。教職課程を採りつつ、経済困難や障がいをもつこどもたちへの支援活動にチャレンジしています。今回は市民活動の動きやそこに携わる人達に触れたいと、参加しました。

ラボ・テューター 遠藤浩子さん
東北福祉大学 水上美咲さん(リフ超インターン生)

みんなでワイワイ雑談しつつ黙々と書きました。

会社員の方、学生の方、子育て中の方、リタイアしても尚忙しい方、何団体かを掛け持ちしてる方等多様な面々でこのワークを行いましたが、中でも女性の参加が多く、子育てと活動の両立等に焦点があたっていました。
ほか、こどもや、高齢者、障がいがある方からの相談等、一人(1団体)で対処しきれない件に対しどのような頼りどころがあるか等も声として挙がりました。

こんなふうに整理ができました。

参加者のワークの例を紹介します。

ささきしょうた さん
両立案件…リフ超学校校長、tsumikiスタッフ、音楽家(個人事業)

できている、次の展望があるリスト

  • 有言実行…「やる」「やりたい」と口にしたことは最後までやり通す。
  • 配慮…地域で出会う多様な皆さんへの言動等の配慮。
  • リフ超学校…利府の市民活動団体から「宮城のリフ超学校」「日本のリフ超学校」へ。
  • コンセプトメイキング…物事のコンセプトやストーリーを筋書き、空想することが得意。

困りごとリスト

  • 体力…減りやすい。
  • 精神力…折れやすい。
  • マネジメント能力…時間の使い方が荒かったり人を頼ったりすることが苦手。
  • コミュニケーション能力…特に営業力。流暢に喋れるようになりたい。

おわりに

このワークの続編として、困り事や課題として挙がったものごとに対し、他の団体、セクターがどう関われる余地があるか協働の視点で考え直してみたいと思います。ファシリテーターは今回も三上悟さん(学舎Caringリフ)につとめて頂きました。
次回のオフ会は3月中旬頃の開催予定ですが、団体同士は情報共有ツールSlackを用いていつでも情報交換ができるコミュニティとなっています。

(仮称)利府町市民活動研究会とは?

リフ超学校では「セクター運営強化事業」として利府町市民活動研究会の事務局団体を担っています。利府町でも目覚ましいことに、近年は10〜30代等若い世代で組織される市民活動団体が徐々に増えてきています。台頭してきた団体たちが個々に動き行政等他セクターから支援を受けて活動するフェーズから、団体同士がネットワーク化して他セクターに匹敵する市民力を身につけるフェーズへの移行として、この利府町市民活動研究会を立ち上げました。この利府町市民活動研究会では1〜2ヶ月毎のオフ会と常態するオンラインコミュニティの二層構造でうごいています。月ごとのオフ会では各団体に共通する課題に対し、合同研修やケース会議を行い、常態化したオンラインコミュニティは市民活動に役立つ情報の発信、各団体が持つ資源共有の連絡相談、団体/個人間の親睦に役立てられています。